医学生(2年)桜井のブログ

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医師不足の解消について

お久しぶりです。私にとって実習とかが物凄く大変でしばらく休んでました。

急に、浪人生の時に面接対策として医師不足の解消について考えてたことを思い出しました。あの時は面接落ち(筆記だけなら受かってたという面接落ちは経験しています)が怖くてきれいごとを考えていましたけど、今は面接落ちを恐れなくても構わないので本音を言います。

医師不足の解消というのは素晴らしい言葉のように見えますが、簡単に解決されてしまったら、それは物凄く怖い事だとも感じます。

もし、医師不足の解消のために「技術のある医師を派遣すれば解決」というのであればそれは物凄く怖い事だと感じます。仮にそうだった場合、技術のある医師だけで解決するということは地域に関わらず、技術だけで解決することになってしまいます。それは、遠隔手術などが可能となった時に機械だけを送って治療したりすれば事足りるということになり、その地域をただの領域とみなしてしまうことに繋がってしまうと感じます。また、「この技術さえあれば大丈夫」とその地域の特性を考えないことに繋がってしまうとも感じます。

また、解決のための正解がなく、簡単に解決されないからこそ、その地域のこと自体を知ろうとしたりする人が出てくるものだと思います。その地域の医師不足を解決するためにはその地域がどのような医療を欲しているのかを知る必要があると思います。その中でその地域自体の魅力を発見して、それを発信することでその地域を訪れる人が増えて活性化することにも繋がるかもしれません。

私の考えなので、間違ってるかもしれませんが、医師不足の解消は「単に技術のある医師を派遣すれば解決」であって欲しくないです。実際にそうでしょうけど。