医学生(2年)桜井のブログ

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愛の話②

最近ですが、ナルティメットストーム4にはまったり、自動車免許(AT限定)を取得したりしていて、ブログの更新が遅れてしまいました。自動車免許は無事に取れました。

前回の続きです。前回は愛の種類・愛の起こした奇跡の例を挙げました。これらの説明をするとともに、発表の時は愛の反対の例を一つ挙げました。マザーテレサの有名な言葉に「愛の反対は憎しみではなく無関心である」というものがあります。私は別の表現があると感じました。愛の種類は前回書いた通りです。マニア・ルーダス・プラグマという種類の愛は他人よりも自分の事を優先した愛の種類であり、エロス・フィリア・アガペー・ストルゲと異質なものであると私は考えます。つまり、愛の中にも相反する種類が存在します。無関心とは相手の事よりも自分の事を優先するマニア・ルーダス・プラグマのどれかに相当すると私は考えます。

まず、マザーテレサの言う愛とはエロス・フィリア・アガペー・ストルゲであると私は解釈します。その上で愛の反対だと私が考える例を挙げます。あくまでもこれは一つの例に過ぎませんが、親が子供にする過干渉です。

まず、干渉・過干渉の説明をいたします。辞書的な意味ですが、

干渉とは、他人のことに立ち入って自分の意思に従わせようとすること。

過干渉とはある対象に対して必要以上に干渉すること。

です。

https://moomii.jp/kosodate/interference-border.html

過干渉の親の特徴に関しては上記のサイトを参照しました。過干渉の親の特徴として、

・子供の交友関係を把握する

・子供の気持ちを考えない

・子供の意見が自分と違うことが許せない

・自分と子供の境界線がない(子供の人生と自分の人生が違うという認識がない)

この四つを挙げました。私はこの発表で4つ目に特に注目しました。そして、なぜ親が子供にする過干渉がマザーテレサの言う愛の反対なのかの話をしました。

自分と子供の境界線がないということは、子供を自分の一部と考えており、子供に対して一方的に自分の意見を押し付けてしまうことにつながります。また、親自身は過干渉ということに気づいておらず、子供のためにやっていると思っていることが多いです。

これは自分の子供を自分の思い通りにしたいという欲求であり、自分の思い通りに愛を実現したいというマニアという種類の愛に相当すると考えられます。

まとめとして

・愛は種類によっては奇跡を起こす可能性を秘めているが、種類によっては周りの人に悪影響になり得る。

・自分が他の人を思っていたとしても、それが自分の欲求のためになっていないかということを考えないといけない。特に、親の子供に対する愛については気を付けなければならない。

という事を話しました。また、おまけとして

・ポスト山梨に講師として来た助産師で性教育ユーチューバーであるシオリーヌ先生の「私は相談相手の自己決定権を奪うことは出来ない。」という言葉に感動した。

・相手を思いやっているつもりでも相手の自己決定権を奪ってしまっていたら、自分自身の愛はマニアという種類の愛になってしまうと私は考える。

とも話しました。そして最後に、

・私はどの科の医師になるかは分からないが、難病はどの科でも存在するはずであり、難病に向き合わないといけないこともあると思える。その時には親子の愛、夫婦の愛、友情などと言った種類の愛(アガペー・フィリア)に可能性を見出したい。

・患者を思いやるのと同時に、患者への思いやりが行き過ぎて患者の自己決定権を奪うことになっていないか、つまり、マニア・という種類の愛になってしまっていないかということも考えられる医師になりたい。

という事を述べました。次のさくらんぼは年度明けになります。次の私の発表は新入生がさくらんぼに入りやすいようなテーマにしたいと思います。今のところ、考えているのは私は元水産学部なのでそれにちなんで海産物を使った料理とそれに入っている栄養分とその効能について発表することです。そのためにはまず私がその料理を作って、美味しいかどうかとかを確かめなければなりません。