医学生(2年)桜井のブログ

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うちはマダラ

現在、実家に帰省しています。実家でナルトを読んでいて、うちはマダラが作中で一番愛に深いキャラクターだと感じました。

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作中では初代火影である千手柱間との戦いを楽しんだり、ガイとの戦闘で心を躍らせたりと、強い忍びとの戦いを求める描写が目立ちますが、私は無限月読を発動した理由について注目しています。マダラは戦乱の時代に弟3人を亡くしてから、戦争で誰も死なない世界を作れないのかと考えるようになりました。更に、うちは一族の当主となってから唯一生き残っていた弟のイズナも柱間の弟である扉間によって負傷して死にました。

その後、一度は千住一族と和解してこの葉隠れの里を創設しましたが、マダラ自身は千住一族に対する疑念や自分自身を厄介者として扱ううちは一族に対する失望の中でうちはの石碑を読み、月の眼計画こそが争いのない世界を作る唯一の道だと考えるようになり、里を出ました。

第4次忍界大戦での描写を見る限り、マダラは忍び連合軍を無双して力ずくで無限月詠を発動しようとしています。そんな中でも「戦争のない平和な世界」という考えは失っていませんでした。これは人々に対する愛が深い事を意味していると私は考えます。自らの計画を阻止しようとする忍びに対しても無限月詠で自らの好きな夢を見させ続けその中で生きさせようとしています。

自分の思い通りにならない相手は殺害することも厭わないので、マダラの持っている愛はマニアという種類の愛であると私は考えます。自分の思い通りに愛を実現しようとしているように私には見えます。「自分の見たい夢の中で生きさせてやるから抵抗せずに月の眼計画に従え」という考えでしょう。それでも、戦争のない平和な世界に対する想いは誰よりも強かったと思います。