オリンピックの役割

現在、オリンピックが開催されています。私自身は野球が好きで、侍ジャパンの速報を見たりしています。私自身、日本にメダルを取って欲しいとは願いますが、選手が怪我をしない事を一番に願っています。もし、怪我をしてしまったら、その選手の所属チームは不利益を被ることになります。それによって上の順位になれない可能性も十分にあります。

それはさておき、オリンピックは平和の祭典と言われています。実際に、戦争がない・安心して暮らせることが前提でないと開催できないイベントではあります。

しかし、実際には平和の祭典ではなく、代理戦争の役割を担っているものだと私は感じます。国同士がメダル獲得数を競っている部分もあると思います。冷戦時代、アメリカとロシアがメダル獲得数について争っていたという事を聞いたことがあった気がします。最近では、ロシアが国ぐるみでドーピングを行っていたというのも問題になりました。実際にはドーピングをやりたくなかった選手はたくさん居たと思います。不正をしないで自分の力でメダルを取りたいと思っていた選手の方が圧倒的に多い気がします。それでも、このような事態が起きたのは、国の方針として何としてもメダルを取りたいという希望があったからだと思います。ロシアの場合、アメリカに負けたくないという気持ちが強いと思います。かつて、ロシアとアメリカが対立していて今もその名残が残っている気がします。

直接、武器を取って争うわけにいかないので、オリンピックでのメダルの獲得数という形で戦争をしているのだと思います。

水面下での対立は幾らでも起きていると思います。夏季・冬季のオリンピックを4年ごとに行うことで、それら多くの対立を紛らわすことが出来ると考えます。オリンピックに出る選手を決める大会などにも多くの予算が必要ですし、それを行う日程なども国が決めないといけません。それを考えると、多くの予算の他に多くの時間が必要であり、他の国との対立ばかりに気を取られていられなくなります。オリンピックはどの国であれ、国民全体が楽しみにしているイベントであり選手の選考などをいい加減にやっていると国は批難を浴びると思います。

オリンピックそのものよりも寧ろ、オリンピックの準備期間というものの方が世界平和に重要だと私は考えます。