医学生(2年)桜井のブログ

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時透無一郎

今回ですが、霞柱の時透無一郎についてお話ししたいと思います。
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時透無一郎は常に冷静で的確な状況判断をします。13巻において、鍛冶屋の里での戦闘の場面では、結局は助けることになりますが、小鉄が鬼に襲われているのを見ても「刀鍛冶として技術も未熟なはず助ける優先順位は低い」「里全体が襲われているならまず里長・技術や能力の高いものを優先して守らななければ」と考えていました。また、上弦の伍の玉壺との戦闘において、千本針の毒にやられた状態で水獄鉢に閉じ込められた状態で瀕死状態になっていた時も表情をほぼ変えていませんでした。小鉄に対して「僕なんかよりも優先するべきことがあるだろう」「里長を守れ」「せめて持てるだけ刀を持って逃げろ」と思っていました。そして、小鉄の後ろに存在する敵の存在にもはっきりと気づいていました。小鉄に助けられて水獄鉢から抜け出した後は落ち着いた様子であっさりと玉壺を倒しました。動きに大幅な緩急をつけるのは見事でした。余程落ち着いていないと出来ないと思います。

上弦の壱の国死牟との戦闘では、初めには怖がっていて国死牟との戦闘を身体が拒絶していましたが、すぐに動揺を鎮めていつものように技を繰り出しました。結局は、致命傷を負うことになって失血死することが決まってしまいましたが、それでも「死ぬなら役に立ってから死ぬ」と考えていました。不死川実弥が国死牟の攻撃を受けそうになった時に無一郎は実弥を抱えて攻撃を回避させました。また、国死牟を刺して動きを止めて不死川玄弥の血鬼術を当てさせて国死牟を倒すことに繋げました。

無一郎が居なければ国死牟を倒すことも出来ませんでしたし、ましてや柱2トップの悲鳴嶼行冥、不死川実弥の二人を生き残らせて無惨の所に行かせることは出来ませんでした。そう考えると、無一郎の役割は大きかったです。

無一郎が何故、過酷な状況下でも冷静にいられるのかを考えてみようと思います。

心を落ち着かせる方法8選 - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア

上のサイトの中で1番に注目したいのは深呼吸をするということです。前にも言いましたけど、鬼滅の刃では呼吸がカギとなっています。玉壺も呼吸について「鬼狩りの最大の武器」と言っています。

ストレスを感じているときは交感神経が副交感神経よりも優位になっています。この時、浅く速い乱れた呼吸になっていますが、それを整えることで①リラックスする②集中力・意欲が高まる③身体機能が高まる

という効果が得られるそうです。副交感神経は休息・リラックスしている時に働く神経です。深呼吸によって副交感神経の働きが高められます。

セロトニンとはなにか?を簡単に解説 (human-sb.com)

また、セロトニンという物質も重要だと考えます。セロトニンは人の感情を制御して心のバランスを安定させる役割を担っているそうです。また、トリプトファンという必須アミノ酸から合成されます。

無一郎が作中で常に冷静でいられたのは副交感神経の働きが優れていたり、セロトニンの分泌量が多いからだと私は考えます。国死牟を目の前にして感じた恐怖をすぐに抑えてすぐに技を繰り出したのは恐怖によって交感神経が活発になっていたが、副交感神経を活発化させたり、セロトニンの人の感情を制御する効果が強く働いたからだと私は考えます。

玉壺との戦いのラストで一万滑空粘魚を全て切り、それらに含まれていた毒も弾きました。それは集中力と身体機能が高まっていないと不可能です。この集中力と身体機能が高まった状態が続き、玉壺を倒しました。国死牟の時も死に際に集中力と身体機能が高まり、実弥を抱えて攻撃を回避させたり最後の力を振り絞って国死牟の動きを止めることが出来ました。

このような事から、無一郎の副交感神経の機能の異常さやセロトニンの量の異常さが感じられます。