医学生(2年)桜井のブログ

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カナヲが炭治郎に対して持ってる愛

今回は鬼になった炭治郎を元に戻したカナヲのお話をします。
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鬼殺隊が無惨を倒した後、無惨は最後の力で炭治郎に無惨の血を全て与えて鬼にしました。その結果、炭治郎は太陽も克服した鬼になりました。その炭治郎は強く、妹の禰豆子が止めても効果がありませんでした。勿論、力の残っていない鬼殺隊では止めることなど出来ません。しかし、炭治郎も無惨の血に抗おうとしていました。自我を取り戻すことが出来れば人間に戻ることが出来ますが、簡単な事ではありませんでした。

後に炭治郎と結婚するカナヲは炭治郎に対する強い愛を持っていました。因みに言いますと、この時のカナヲはコイントスではなくて、自らの意思で炭治郎を人間に戻すという選択をしています。カナエ・しのぶが望んだ通り、自らの意思を持つようになっています。

カナヲですが、童磨との戦いの時に花の呼吸・終ノ型・彼岸朱眼を使っていて、右眼がほとんど見えなくなっています。しかし、片方の眼はまだ残っていました。片方の眼が残っていたことに対して「炭治郎に何かあった時のためにしのぶが残してくれた」と感じていました。そして、再び彼岸朱眼を使って炭治郎の攻撃を搔い潜ってしのぶがカナヲに託した鬼を人間に戻す薬を炭治郎に使おうとしました。カナヲが想っているのは炭治郎だと感じていたしのぶは自分の意思で炭治郎のためにそれを使うと思って託したのでしょう。

鬼になった炭治郎がカナヲを認識した時、炭治郎の様子が少し変わったように思えました。「炭治郎だめだよ、早く戻ってきて」と言った時に決定的に炭治郎の様子が変わりました。炭治郎の方もカナヲに対してずっと「心のままに生きて欲しい」と望んでいました。そのカナヲが自分の意思で炭治郎を鬼から人間に戻そうとしていましたから、無惨に取り込まれないように抵抗している炭治郎の心に響いたのでしょう。

鬼になった炭治郎が元に戻ろうとしている場面では妹の禰豆子が「お兄ちゃん、帰ろう」と言っていますが、それはカナヲが「禰豆子ちゃん泣かせたらだめだよ」と言ったからだと思います。つまり、カナヲが炭治郎の「禰豆子を守る」という気持ちを取り戻させたのだと思います。その結果、炭治郎が無惨に打ち勝ったと言えます。

カナヲが炭治郎に対して持っていた愛の種類はストルゲであると考えられます。愛の種類については以前の愛の話を参照してください。カナヲにとって炭治郎は家族のような存在であったのでしょう。自分の命を犠牲にしても元の炭治郎に戻そうと思っていたでしょう。