医学生(2年)桜井のブログ

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合格発表前の期間

私もそうでしたけど、二次試験が終わってから合格発表までの時期は精神的にキツいですよね。二次試験の前であれば試験に対して出来ることはありますけど、試験が終わってからは提出した答案に対して受験生は何も出来ないので、どの科目であれ試験での計算ミス等が発覚したときは精神的に不安定になるものだと思います。

私は結果待ちの受験生に対して「今までやってきたことを出せたのなら大丈夫」等と言うつもりは全くありません。むしろ、「不安なら自分の覚えている範囲で構わないから、自分の答案の粗探しをしてください」と言いたいです。粗探しをした結果、例年の合格最低点を下回った場合は合格はかなり怪しくなってると思います。逆に、最低点を大きく上回ってる場合は、自己採点がかなり甘いか、受験生の学力が受験校のレベルを大きく上回ってるかのどちらかです。

私は去年のこの時期、合格発表前で物凄く不安で毎日のように地元札幌にある蔵の湯に行って温泉に入ったり、ニコーリフレに行って水素風呂に入ったり風呂の下の階にある漫画を読んだりしていました。

去年は旭川医科大学の後期試験が当初予定されていた筆記と集団討論が新型コロナの影響でセンター試験での成績での合否に変更されたので、私には合格出来る可能性が限りなく0になりました。旭川医科大学後期に関してはセンター試験が755点である私は当然ながら落ちました。

後期に集中出来ないのであれば、気分転換しながらひたすら自分の答案の粗探しをしてください。私からはそれしか言えません。

ポスト山梨②

前回の投稿の続きです。

2日目の午後は外部講師のシオリーヌさんが講演会をしました。内容は性教育です。シオリーヌさんは助産師であり、性教育ユーチューバーです。

講演会では性教育を何歳から行うべきか、学校では正しい知識を教えていないことがある、なぜ性について話すことがためらわれるのか等を話していらっしゃいました。性教育は何歳からというのに関しては、海外の例を示していました。5歳の頃から性教育を行っている国も存在するということを話していました。学校での性教育については、それについて教えている先生によってきちんと教えていたり、教えていなかったり(教科書の該当する部分をさらっと読むだけ)すると言っていました。なぜ性について話すことがためらわれるのかについては、AVみたいなものを連想したりすることが多いということを話していました。

私にとって重要だと感じたことは、「それぞれの人の身体はその本人のものであってその身体に関する決定権はその本人のものであり、他人である私が決定するものではない」「性教育によって自分自身と他の人を大切にするきっかけになる」ということです。(1日目にあった学生発表と内容が混同してるかもしれません)

「それぞれの人の身体はその本人のものであってその身体に関する決定権はその本人のものであり、他人である私が決定するものではない」に関しては、私が医師になってからもとても重要な事だと感じました。私がどの科の医師になるのかはまだ分かりませんが、病気になって苦しいから患者は医師に助けを求めに行くはずです。その患者の生活の事を考えずに医師の知識だけで「この患者はこのような症状だからこの治療法をするべきだ」と決めつけてはいけないとシオリーヌさんの話を聞いて強く感じました。今の私は医学の知識はほぼ何もありませんが、私が医師になったら「患者の自己決定権を私自身がきちんと尊重しているだろうか?」「私自身の自己満足な治療になっていないか」ということを考えていきたいです。

性教育によって自分自身と他の人を大切にするきっかけになる」に関しては、それを聞いた時に私が今まで性教育を避妊などの一部の側面しか見ていなかったことに気づかされました。男性が女性の身体の事を知ることによって、女性がどんな症状で苦しむことがあるのか、逆に女性が男性の身体の事を知ることによって、男性がどんな症状で苦しむことがあるのかを知り、また、女性・男性自身も自分の性において発症する人があまり多くない症状について知ることによって、自分と同じ性の人が苦しんでいる症状を理解してその人を尊重することにつながる気がします。

このように、シオリーヌさんからは大切なことを学びました。具体的な避妊方法などはシオリーヌさんの動画を参照してください。

 

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シオリーヌさんは自身が書いたこの本を紹介してくれたので私も買って読もうと思います。

このように、今回のポスト山梨は性についての話がメインでした。また、1日目には交流会もありました。今回の交流会ではワードウルフをやりました。山梨に居る私の医ゼミ同期の人が物凄いお題を出したので正直、かなり驚きました。

ポスト山梨①

2月27日と28日の2日間に渡ってポスト山梨というものがありました。このポスト山梨は主にジェンダー性教育について議論をしました。

ジェンダーの話では、男らしさ・女らしさについて話し合いました。議論した結果、「今では男だから・女だからという差別が少しずつなくなっているが、古来においては男性と女性の役割がはっきりと決められていて、それが今でもまだ消えないでいる」というひとまずの結論が出ました。この議論の後、私は用事で出られませんでしたが、外部講師の方の講演会がありました。

2日目は午前中に学生発表がありました。学生発表は糖尿病の話と性の話のどちらかを選んでそのZoomに参加するという形でした。私は糖尿病の方を選びました。

こちらの話ではまず、糖尿病シネマ「ブライとミライ」を観ました。その後、医師の指示に従わず、糖尿病の治療をきちんと受けずに週に3回5時間の透析を受けないといけなくなるくらい症状が重くなったことは患者の自己責任なのかについて議論をしました。

話し合う過程で、「初期の無症状の時期にどうやって治療に前向きにさせるか」「定期診断の時にだけ食事制限をして結果を誤魔化そうとする背景には何があるのか」「そもそもほぼ100%の人が重症になるのか」という話も出ました。特に「そもそもほぼ100%の人が重症になるのか」については「もしほぼ100%の人がいるのなら自分は重症にならないと安易に考える人がたくさんいるはず」という意見が出ました。

私は「糖尿病の重症化の予防という事を強調するのではなく、例えば、運動を推奨によって仕事面へのメリットを強調するなどして納得させ、自然と糖尿病の治療をさせるなど工夫するべきではないか」という意見を出しました。

このように、全国各地から皆が集まり、興味を持って活発に議論をしたので楽しかったです。

次の投稿ではシオリーヌさんという外部講師の講演会とその後の議論について話します。

本日のセブンイレブンバイト

私は普段、早朝にシフト入るのですが今日は代わりとして夕方にシフト入ることになりました。

今日は普段火曜日の夕方に入る人の代わりとして働きましたが、いつも早朝で一緒に働いているパートナーが居なくて少し違和感を感じました。それでも仲良く働きました。久し振りに一緒に働いた店員に「前より格段に良くなった」と言われて嬉しかったです。勿論、私自身の改善するべきところはしっかりと言ってくれました。

私が指摘された改善するべきところは、nanacoの残高が足りなかったお客様に対して、nanacoの残高が足りないことを説明せずにnanacoにチャージすることを薦めたことです。お客様がnanacoの残高が足りていないことが伝わってない可能性もあることを考えていませんでした。今、この指摘をされて本当に良かったと思います。医者になってからだったら、患者の健康に関わることを説明し忘れてる可能性があるからです。小さいことでもきちんと説明する癖を時間かけてつけておきたいと思います。

いつも働いているパートナーが居ないことに違和感を感じたのは、10月からずっと一緒に同じシフトで働いているからです。働いている中で、もめたりすることもあってお互いのことを理解するようになって信頼関係ができたのでずっと一緒にシフト入っているのだと思います。おそらく、ただ相手の都合に合わせたりするだけではなく、ぶつかったりしないと信頼関係は得られないのでしょう。

二年生からは医学科専門が忙しくなると聞いています。しかし、普段から予習復習をしたり、授業内で内容を理解したりしてセブンイレブンバイトもしっかりと出来るように心掛けたいです。

 

 

基礎遺伝学実習

11月終わりから冬休み前までの期間に遺伝学実習を行いました。合計4回の実習です。

まず、最初の週に自分の口腔内から試料採取用の綿棒で自分のDNAを採取しました。このDNAは遺伝学実習の期間において使用しました。

最初にDNAを採取したときですが、なかなかDNAを採取することが出来ない人もいました。これは、個人の性質上の問題で器用か不器用かの問題ではないことが多いらしいです。

2回目は、PCRによるDNA型の検査をしました。これはアルコールに対する強さを調べるものでした。アルコールに対する強さにADH1B、ALDH2が関係します。この2つの酵素に関しては受験勉強の合間に調べてみてください。電気泳動によって自分の持っている型のADH1B、ALDH2を目視で確認出来たので、それを元に自分自身が飲酒によってどんなリスクがあるのかを考察しました。私の場合はすぐに具合が悪くなるタイプと判明しました。

2回目はこれと平行して、指紋の検査も行いました。私は指紋を採るのが下手すぎて実習時間に終わることが出来ず、居残りしました。指紋は指紋押印用のインクを使って台紙に押しました。自分の指紋がどの型なのか、指番号はどうなってるのかのレポートを提出しました。

3回目は血液型検査を行いました。血液型検査をするときにまず、ランセットで自分の血を採取しました。自分の指に針を刺すので少し痛かったです。血を採取した後、遠心分離をしたり、アスピレーターで上清を吸引したりしました。私は赤血球まで吸引してしまったため、2回目の採血をすることになってしまいました。無事に採血をした後、様々な抗体と血液を反応させ、それぞれにおいて凝集するかしないかを調べました。私はABO式に関してはAB型になりました。知っていた通りです。私の友人も知っていた通りの血液型になりました。Rh式もやりましたが、私は頻度が2.42%の希少な型でした。Rh陽性ではあります。

この実習を通して、電気泳動などの操作は何度も練習させられました。尚、密を避けるために班の代表者だけが参加する実習もありました。それには私は参加していません。

 

 

骨学実習

お久しぶりです。1月から骨学実習を行っています。この骨学実習は亡くなった方の骨を私たちが観察してスケッチし、骨の箇所を記す実習です。

この実習ですが、亡くなった方の骨を用いる実習であるので、実習室内ではスマートフォン等の電子機器を使用することが出来ません。

この実習では大きく分けて、頭部・体幹・上肢・下肢の4つの部分を描くことになります。表面、裏面、側面も描くことになります。よって、大きく分けた4つの部分でそれぞれ10個以上スケッチしなければなりません。

実際に私も観察してスケッチをしましたが、必ずしも教科書通りに骨の各部分が存在するわけではありません。集中して見ないとよく分からない部分も存在します。

今の段階では欠損している箇所によってどのような事が起こるのかという考察をすることは難しいです。2年生になったら別の部位を描くことになると聞いています。次は事前に描く場所の説明を読んで少しでも考察したいと思います。せっかく実習に用いさせて戴いている亡くなった尊い命ですから、多くの人々のためになるために使わせて戴きたいと思っています。

全国医ゼミ

私は先週の土曜日に全国医ゼミに参加しました。これは私のサークルである自主ゼミナールさくらんぼと同じような団体が全国から集まって行うものです。さくらんぼみたいな団体に所属していなくても参加している人も居ました。メンバーですけど、ただ学校の成績がトップレベルのメンバーとは限らず、むしろ普通くらいの人が多いような感じです。他大学の人との交流を目的としている人も居ます。文系学部の人も居ます。

さくらんぼの今の代表と話していて知ったのですが、約二か月に一回にこのような企画が存在します。今回は核兵器の問題について話し合ったり、コロナごみ・ワクチンの問題について話し合いました。話し合いはZoomでグループアウトセッションに分かれて行われます。コロナ問題が収まったらオンラインではなく、直接会って行うそうです。

今回ですが、核兵器の問題(外部の先生をお招きしました)については、世界には発以上の核兵器があり、それを減らすためにはまず、核を多く持っている大きな国から率先して核を減らしていかないといけないという話し合いになりました。私が考えたことですけど、大きな国にとって核を作ることと小さな国が核を作ることは国にとっての意味付けが変わってくると思います。大きな国にとってはたくさんある国家予算の中の一部に過ぎないのかもしれないが、小さな国にとっては国家予算の多くを占めることなのかもしれません。ですので、小国の核から減らしていくというよりもまずは大きな国が率先して減らしていかないといけないと考えました。

次に、コロナごみとワクチンについて話し合いました。まず、コロナごみとはコロナ禍の現在、需要が増えているマスクや手袋のごみの事だと定義しました。これについては、解決するためには使い捨てのものだけを増やすのではなく、何度も使用可能なものを増やしていかなければならないというひとまずの結論になりました。マスクの転売などが問題になっていた時期に比べて今は簡単にマスクが手に入るようになっています。マスクが手に入りやすくなった分、ごみも増えることになっています。世界の海や川で見つかるマスクや手袋のごみが数十倍(正確な数字を忘れました)になったというデータがあると先輩から聞きました。

次に、ワクチンについて話し合いました。これについてはほぼ雑談で終わった感じです。「ある程度のデータが得られてから新しいワクチンを打ちたい」ということは話しましたが、残りは私の北大時代の話になったりとただの雑談です。

合計して1時間程度の話し合いなのでしっかりした結論を出すことは出来ませんでした。結論を出せなくても、様々な人と話し合うということが目的です。

10時に始まり16時半に終わったわけですが、18時から交流会がありました。今回は絵しりとりをやりました。私の絵の下手さを露見しました。絵しりとりが終わった後はZoomのグループを自由に移動できる感じで部屋ごとに雑談をしました。

私自身も全国医ゼミで何か発表したいと思っています。