医学生(2年)桜井のブログ

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基礎遺伝学実習

11月終わりから冬休み前までの期間に遺伝学実習を行いました。合計4回の実習です。

まず、最初の週に自分の口腔内から試料採取用の綿棒で自分のDNAを採取しました。このDNAは遺伝学実習の期間において使用しました。

最初にDNAを採取したときですが、なかなかDNAを採取することが出来ない人もいました。これは、個人の性質上の問題で器用か不器用かの問題ではないことが多いらしいです。

2回目は、PCRによるDNA型の検査をしました。これはアルコールに対する強さを調べるものでした。アルコールに対する強さにADH1B、ALDH2が関係します。この2つの酵素に関しては受験勉強の合間に調べてみてください。電気泳動によって自分の持っている型のADH1B、ALDH2を目視で確認出来たので、それを元に自分自身が飲酒によってどんなリスクがあるのかを考察しました。私の場合はすぐに具合が悪くなるタイプと判明しました。

2回目はこれと平行して、指紋の検査も行いました。私は指紋を採るのが下手すぎて実習時間に終わることが出来ず、居残りしました。指紋は指紋押印用のインクを使って台紙に押しました。自分の指紋がどの型なのか、指番号はどうなってるのかのレポートを提出しました。

3回目は血液型検査を行いました。血液型検査をするときにまず、ランセットで自分の血を採取しました。自分の指に針を刺すので少し痛かったです。血を採取した後、遠心分離をしたり、アスピレーターで上清を吸引したりしました。私は赤血球まで吸引してしまったため、2回目の採血をすることになってしまいました。無事に採血をした後、様々な抗体と血液を反応させ、それぞれにおいて凝集するかしないかを調べました。私はABO式に関してはAB型になりました。知っていた通りです。私の友人も知っていた通りの血液型になりました。Rh式もやりましたが、私は頻度が2.42%の希少な型でした。Rh陽性ではあります。

この実習を通して、電気泳動などの操作は何度も練習させられました。尚、密を避けるために班の代表者だけが参加する実習もありました。それには私は参加していません。