他人への優しさ③
2日目は人にやさしくする方法についてお話しました。
他人に優しくするために「共感力」を持つべきという話から始めました。このサイトを参考にしています。
「他人への優しさ」が最終的にあなたにもたらしてくれる絶大なメリットについて。 - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア
もしあなたが「共感力が不足している」と思うなら、“気持ちに寄り添う”というスタンスではなく、相手の気持ちに踏み込んで変にアドバイスし過ぎているのかもしれません。
「自分から何かしてあげよう」という過度な気持ちは必要ありません。八嶋氏によれば、相手側の話を頭から否定せず、じっくりと聞くことが、共感力を高める方法とのこと。とはいえ、ずっと聞きっぱなしというわけでもないのだそう。目安としては、「相手:自分=7:3」くらいの配分で話をするのがベストだそうです。
次に、会話を進める際に心がけるポイントを三つ紹介しました。
一つ目は自分が話の主役にならないよう、主語を入れ替えて観察することです。
例:相手「この案件、最後までやり遂げる自信がないなあ」→ 自分(相手はどうして自信がないのだろう? 相手がそれを自分に言ってきた理由はなんだろう?)
二つ目は話の中心が相手になるよう、「繰り返し」を使うことです。
例:相手「最近残業が続いていて、家帰ってもよく眠れないんだよね」→ 自分「そうなんだ。残業続きで眠れないんだね」
三つ目は自分の意見を言うときは、あくまで寄り添うように「ひょっとしたら」をつけ加えることです。
例:相手「なにか打開策を考えないとな……」→ 自分「ひょっとしたら、ひとりで抱えこみすぎなんじゃないかな。簡単な雑務なら私も手伝えるよ」
相手の話を主軸に聞いてみると、相手が何に困っているのかが、よりわかりますよね。相手の気持ちを把握できれば、どうアドバイスをしたらいいか、どう励ましたらいいのか、自分なりのアクションも考えることもできるはずです。
優しくするのは、特別な何かをプレゼントすることだけではありません。相手の気持ちを考え、少しだけ自分が寄り添ってあげる――そうした心がけで、相手だけではなく、自分にもいいことがもたらされるでしょう。
ということを引用して話しました。
とは言っても、寄り添うと言っても距離を考えないといけないと私は考えました。ということで、親密性の平衡モデルについてお話ししました。
他人が近づくと不快に感じる距離というものも存在します。
人にはパーソナルスペースという自分の縄張りのようなものがあり、その空間に他人が入ってくると落ち着かなくなったりすることがあります。
人によって異なるが、一般的には自分を中心とした半径1.2メートルがパーソナルスペースと考えられます。
そのパーソナルスペースに入っても大丈夫なのかも考えなければなりません。
その次に、ミラーリングについてお話ししました。
ミラーリングとは、相手のしぐさや言葉などを真似することで、好感度や親近感をアップさせる心理効果があります。
例えば、相手が笑顔で話している時は笑顔で聞き、相手が真剣な表情で話している時は真剣に聞くといったことです。
相手のタイミングにぴったりと合わせるのは不自然なので、少し遅れて真似するという気づかいは必要です。
こうすることで相手から自分に好感度や親近感が生まれるので、それに対して行為の返報性によって、自分も相手に優しくできると私は考えます。
これで私の発表は終わりで、以下のSDGポイントを設定しました。
①相手との適切な距離はどう判断するべきか
②自分ならどの程度の中までならどこまで踏み込まれても許せるか
長くなったのでSDGで話し合ったことは次回、書きます。