医学生(2年)桜井のブログ

浪人経験や思ったことを書いていきます。気に入ってくれたなら気軽にツイートしてください。インスタ→sa_kura7630

山形大学の入試問題(数学、化学、生物)

前回、山形大学過去問の英語と国語のお話をいたしましたので、今回は数学、化学、生物のお話をいたします。英語もそうですが、これらは理系にとって勝負の科目と見られますよね。極論ですけど、国語がある山形大学においてもこれらで大量得点出来るのなら、面接で余程やらかしたり、センター試験が余程低くない限りは国語で手を抜いても受かる可能性が高いです。ただし、国語で高得点を取ることは強く勧めます。

まず、数学の話をいたします。数学の問題ですが、確率、ベクトル、極限・微積の融合問題(面積・体積を含む)、複素数平面または楕円・双曲線・極座標の大問4題である傾向です。複素数かそうでないかについては隔年である傾向にあります。私が思うに、大学への数学一対一対応をしっかりとやって、それを覚えてミスしなければ200点中170点以上取れても全然不思議ではありません。しかし、ミスせずにきちんと解ける受験生はそう多くないと思います。この中で比較的解きやすいのは確率とベクトルだと考えられます。この二つに関しては丁寧に解けば満点近く取るのは難しくないです。残りの二つに関してですが、片方が最後の方の部分が厄介な問題です。労力の割に配点があまり高いと言えないと思います。なので、余程数学が得意じゃない限りはこれを解けるようにする時間があるならその時間を国語に回しましょう。

片方の大問は時間をかければ完答可能なのでそれがどちらなのかを見極めましょう。基本的に微分積分の方だと思われます。

次に、化学のお話をいたします。私の感想としては、河合塾主催の全統記述模試の問題に近いです。重要問題集を理解していれば100点中80点以上取ることは難しくないと思われます。教科書に載っている化学式や有機化学の図からも多く出ると感じました。化学は高得点を狙うべき科目です。

次に、生物のお話をいたします。医学科で出題される生物の範囲は、植物、生物の多様性と生態系、進化といった部分がほぼ出ない感じで、勉強する範囲がかなり絞られます。問題ですが、記述が多いです。100字以上の記述は当たり前のように連続して出題されます。記述問題に慣れていないとかなり厳しいです。私は駿台出版の「記述・論述問題の完全対策」をやっていました。それを行うことで、記述・論述に抵抗が無くなったので他の科目の足を引っ張ることはなくなりました。それでも、個人的には生物で100点中80点以上取ることは簡単ではないと思います。

物理に関しては分かりませんが、理系科目では化学で8割以上を取って、数学では確率とベクトルをしっかり取って残りは出来るところまでやって200点中150点以上取ることが重要です。生物に関してはあまり高望みをしないで記述に抵抗なくして6割取れれば十分といった感じで、国語と英語に回した方が賢明かもしれません。