医学生(2年)桜井のブログ

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医学に執着した理由

私の読者の方から、医学に執着した理由を知りたいとの声があったので、お話ししたいと思います。まず、リクエストありがとうございました。コメントに書いてもらえるのなら、今後も私の分かる範囲で記事を書いていきたいと思います。

まず初めに、私が医師になろうと思ったのは私が小学四年生の時にマイコプラズマ肺炎にかかって入院した時です。苦しさで言えば、その半年前にかかったインフルエンザの方が上だったですけど。その時は40℃以上出ました。大変申し訳ないですけど、マイコプラズマ肺炎の症状の詳細はもう覚えていません。確か、風邪の延長だった気がします。

今にして思えば、勝手に治った気もしますが、当時の私はきちんとした設備で人の苦しみを治している様子に感動しました。そして、私も同じことをしたいと思うようになりました。

時は流れて、高校時代です。私が高校一年生だった2009年ですけど、新型インフルエンザが流行しましたよね。その時、私もかかって夜間救急病院に行きました。その時ですけど、苦しんでいる人が多かったです。私自身も患者でしたけど、同じように苦しんでいる人を見て心が痛みました。

そんなわけではっきりと医学部医学科を目指すことにした私ですが、以前に浪人経験(5浪くらいまでだった気がします)を書いた時に話した通り、思考力などが発達していなかったために医学科に合格できる力を付けることが出来ませんでした。その結果、二浪終了時に他学部に進学することになりました。

他学部でも医療に貢献することは出来たとは思います。身体のことを学んで研究する道に進む選択肢もありました。それならそれで幸せな人生になっていたのかもしれません。けれど、人が病気によって激痛で苦しんでいる、普通に生活が出来なくなった等と聞くと心が物凄く痛んで何もしてあげられないことに対して罪悪感を感じたりしました(今現在もコロナに対して何も出来ないことに対して罪悪感などがありますが)。そして、やっぱり自分も前線に出て病気で苦しんでいる人の症状を和らげたいという結論を出して、再受験することに決めました。

5浪が終わるときまではまだ、私の友人たちも「浪人が長い」程度の認識だったと思います。しかし、6浪になってからは「あいつまだやってるの?」「もう受からないんだからいい加減諦めたら?」と私は思われていたと思います。普通はもう働いている年齢ですし、当然だと思います。しかし、成績が伸びていることなどもあり、気にしないようにしていました。

私が受験勉強やってることに対して否定的な意見がたくさんあるだろう中、その分、「何でも治せる医師になってやる」という想いで勉強していました。人が病気で苦しんでいることを聞くとやっぱり胸が痛むんですよ。

以前の記事でお願いしましたが、8浪した人間として、周りに浪人長い人がいる人に再びお願いします。「そもそも無理」とか本人を否定する言葉は本人には絶対に言わないでください。「勉強方法を考え直せ」に留めてください。

医学に執着した理由としては、「病気で苦しんでいると聞くと胸が苦しくなり、何もしてあげられないことに罪悪感を感じるから、症状を和らげられる人間になりたい」が最適な表現だと思います。