医学生(2年)桜井のブログ

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山形から考えるの課題で思ったこと

「山形から考える」という分野で「今後山形県が人口もしくは県内の所得を増やしていくために必要かつ現実的な政策を1000字以上で提案しなさい。」という課題が出ました。この課題は素晴らしい課題で、このような悩みのある都道府県の大学は学生に考えさせるべきものだと思います。

山形市民の目線じゃなくて北海道民として山形を見てみたんですけど、山形県にはサクランボや梨のイメージがあります。オリエンテーションの時に配布されたハンドブックによると、これらの農業出荷額は全国一位だそうです。しかし、その従事者の平均年齢は現在、66歳であり、高齢で後継者が必要な状況です。

また、米についても全国5位ですが、北海道のブランド米などがあり、米でアピールするのは北海道等とと勝負して勝たないといけず、米の生産を学んだりすることをアピールするには正直、あまり現実的とは言えません。山形大学の研究者が余程美味しい米を発明したなら話は別ですが。

また、個人的に好きな食べ物として蕎麦を挙げますが、これは北海道の新得蕎麦などといい勝負になると思います。全国から蕎麦目的で観光客を呼ぶのは厳しいかもしれませんが、隣県である、宮城県福島県秋田県新潟県からの観光客を工夫次第で増やすことは出来ると思います。そうなれば、バスやJRなどの交通網も盛んになり、経済も良くなると思います。

一番に売り込むポイントはサクランボと梨の生産だと思います。これらは全国一位であり、農業に興味のある全国の高校生・浪人生にアピールできると思います。ほとんどの大学は偏差値の情報はあっても、具体的に何を学ぶことが出来るのかの情報を発信していないと思います。私自身も受験生時代に色々な医学部医学科の事を調べてみましたけど、違いがよく分かりませんでした。それと同じで、他の学部もその大学特有の事を知らないのではないでしょうか?山形大学が「ここではサクランボや梨の栽培を学べます。これらの農業出荷額は日本一です。ぜひ山形大学に来て学んでみてはいかがでしょうか?」などと売り込めば興味を持った人が来ると思います。

また、学生にも卒業後に残ってもらって働いてもらわないといけません。サクランボや梨の事を学ぶときに良い思い出があって、山形県に思い入れがないと学生は山形県に残りたいと思わないです。例えば、レポート課題がきつかったり、少しの欠席で単位が危なくなったりする状況になったとして、それが良い思い出になりますか?悪い思い出にしかならないと思います。そうなれば、山形県に残って今働いている人たちの後継者になろうという気持ちは生まれません。学生が主体的に参加したいと思うようなカリキュラムが必要です。「この実習が社会人になった後にも役に立つ」といったものも必要です。そうして、若い後継者が増えて次々に新しい後継者も生まれてくるような状態になると、地域も活性化していくと思います。