福永ユウジ②
今回も福永ユウジについてお話ししたいと思います。
福永ユウジは秋山や横谷に及ばない描写が見られます。しかし、弱点を克服すれば秋山に勝てはしなくても互角に戦える気がします。ここでは二回戦の少数決から考えてみます。
まず、福永の弱点は詰めの甘さです。勝ちが確定する前に余計な事を話したりしてしまいます。そして、これが原因で負けにつながってしまいます。
少数決においては第3ゲームの開票が終わる前に自分の戦略と自分がXであることを嬉しそうに暴露してしまいます。この暴露が結果として最終的な負けにつながってしまいました。そして、ディーラーにもゲーム前に奪った一億を秋山に返すように言われることにもなりました。
秋山は15番に対して、15番が福永に騙されてしてこのままでは裏切られて負けるということを伝え、自分と組むように説得していました。その時点では秋山を信じていいのか福永を信じていいのか分からない状況です。しかし、福永の暴露によって15番は福永が裏切り者で秋山と組むべきだと判断しました。もし、福永が余計な暴露をしなければ15番はどちらを信じるべきか分からないままでした。
そして、福永にとって警戒するべき秋山の言葉がありました。「小さく畳んでおけば最後に開けてもらえる」という言葉です。勿論、開けるのが最初でも最後でも結果は同じです。しかし、この場合においては秋山の票が最初に開けられていれば福永の暴露はありませんでした。福永が勝利を確信して嬉しそうに暴露することを読んでいたのでしょう。
この言葉の意味をしっかりと考えて、自分の戦略と自分がXであることの暴露をしなければ15番にとって秋山と福永のどちらを信じるべきか分からないままで互角に戦える状況でした。
次はスピンオフの横谷VS福永から福永の弱点を話したいと思います。