医学生(2年)桜井のブログ

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自主ゼミナールさくらんぼで発表した救急医療①

私は初めてさくらんぼ内で発表する時、テーマとして救急医療を選びました。このテーマを選んだ理由としては、9月にトリアージ訓練をやる際に学校側がその事前の授業として救急医療を扱い、それに興味が湧いたので代表にお話しして、救急医療をやらせていただくことになりました。

勿論ですけど、私はまだ1年生で入学して半年しか経っておらず、これまで週2でしか専門をやっていないため知識として足りないところはたくさんあります。先輩たちもそれを前提として聞いています。そもそも勉強会ですから、毎回、気になる所はどんどん発言するような感じです。

内容に移ります。初めに言っておきますが、補足するべきこと・間違いは存在するかもしれません。

まず、救急医療には3つの段階が存在します。

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このように、一次救急・二次救急・三次救急の順に扱う症状が重くなっていきます。

まず、一次救急はインフルエンザなど入院の必要のない帰宅可能な患者を扱う救急医療であり、病院としては休日夜間急患センターなどが存在します。

次に、二次救急は入院や手術を必要とする患者を24時間体制で受け入れる救急医療でり、救急車で運ばれてくることが最も多い段階の救急医療です。

最後に、三次救急は二次救急まででは対応不可能で生命の危機に瀕している患者を扱う救急医療です。例として、交通事故、病気では脳卒中心筋梗塞などを扱います。

これらの段階の救急医療が存在するわけですが、実際には適切な段階の救急医療の病院に搬送されていないという現状があることを学びました。また、全ての救急病院が全ての科に対応しているわけではないことも学びました。このことから、自分の住んでいる地域においてどの病院がどの段階の救急医療・どの科に対応しているのかの知識を身に付けておくべきではないかと感じました。

https://job-medley.com/tips/detail/734/?utm_source=yahoo&utm_medium=das&yclid=YSS.1001158690.EAIaIQobChMI_M-y0NCR7AIVQ6WWCh2KtQncEAAYASAAEgKhJfD_BwE

これによると

20143月時点で二次救急は2836施設あるのに対し、三次救急は266施設しかありません。つまり、三次救急では1つの県当たりの平均で6個もないことになります。また、救急専門医は全国に5000人弱しかいません。

これらを考えたら、多くの救急患者を救うためには初めから適切な段階の救急医療の病院に運ぶことが重要だと感じました。

長くなりすぎるのでここで区切ります。