医学生(2年)桜井のブログ

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医学概論以外の医学科専門科目

前回は、私のお気に入りの医学概論の話をしましたが、今回はそれ以外で私の同期の多くが苦戦しているだろう専門科目の話をします。

まず初めに言いますと、授業で使われるスライド(高校で言えば、先生から渡されるプリントみたいなものです)の枚数が物凄く多い場合があります。少なくて20枚前後、多くて80枚前後になります。それを1回100分の授業を1回か2回でやることが多いです。「覚えられる気がしない」等と嘆いている私の同期もたくさんいます。正直に私の感想を言いますと、授業時間だけで理解するのは相当厳しいです。ですので、講義のプリントがアップされた後に事前にそのスライドに目を通して、場合によってはそれらについて事前に調べておくことにしました。

現在、医学部を目指している受験生は学校の授業であれ、予備校の授業であれ、それらで扱うことの予習をする習慣を身に付けておくことを強くお勧めします。 

宅浪の場合は、本屋で何か未読の本を買って、その本の感想文を期限内(ダラダラやってたらやる気なくすのでこの場合は2週間以内にしましょう)に書くという方法をお勧めします。本の感想文を書くにはその本をしっかりと理解していなくてはならないので、期限の前日に取り掛かっていたのではそれをきちんと読むことが出来なくて流し作業になってしまいますよね?期限に余裕を持っておくと、深いところまで考察できたりします。これで、大学生になった時に期限に余裕をもってレポートなどを書けるような訓練になると思います。

実際にどんなことをしているのかを知りたい人は多いですよね?例えば、人体物質代謝学という授業があるんですけど、その授業では解糖系、クエン酸回路、電子伝達系の反応を学んだりしました。高校の教科書では反応は何個かしか載ってませんよね?その数個の反応の間にはたくさんの反応があるんですけど、それらの反応、その反応を触媒する酵素について学びました。

他にも、ゲノム解析学という授業では、遺伝子、染色体について学びます。この授業では高校では習わない様々な用語がたくさん出て来ます。具体例を出しますと、「平均への回帰」「ヘテロプラスミー」といったものです。

これらを「時間があるときにやっておこう」では基本的にやらなくなるので、「アップされたと気付いたらその日のうちにアップされた分は必ず読んで予習することにしよう」と私は決めています。